なぜサラリーマンは損な生き方なのか

こんにちは。本宮貴大です。
この度は記事を閲覧していただき、本当にありがとうございます。
今回の記事では、「なぜサラリーマンは損な生き方なのか」について解説していきたいと思います。
是非、最後までお読み頂きますようお願い申し上げます。

「働けど、働けど、生活は一向に良くならない。」
これは私の母がよく口にしていたセリフです。
母は女手一つで私を育ててくれました。そのことには、大変感謝しております。
というのは置いといて、なぜ、こんなことが起きたのでしょうか。
それは、私の母が、資本主義の労働者階級に所属していたからです。
皆さんは、お金を得る手段は一体何があるとお考えでしょうか。
多くの方々は、「働く」ことでお金を得られると考えているのではないでしょうか。
確かに、働くという行為は、お金を得る手段としては最も確実です。
サラリーマンや公務員は自らの労働力を売ることで、お金という対価を得ています。
そんなお金と労働力の交換は、言い換えると、お金と時間の交換とすることもできます。
労働者階級にいる人達は、時間給という給料をもらっているのです。

時間給とは、何時間働いたのか、何日間働いたか、そしてその時間が長ければ長いほど給与は大きくなっていきます。

したがって、サラリーマンや公務員の世界では、汗水たらして仕事をすることが長時間働くことが美徳とされ、それこそが経済的成功の秘訣だとみなされています。 

しかし、汗水たらして長時間働くことで、大金持ちになれるのであれば、工場や建設現場の作業員、レストランや小売店の店員が大金を得ることが出来るはずです。
しかし、現実はそうではありません。
それもそのはず、彼らは自給や日給という固定された時間給によって報酬が決まるからです。
しかも、その時間給は雇用者(社長や経営者)によって決められます。
例えば年収400万円のサラリーマンであれば、自給に換算すると、2000円くらいでしょうか。
「あなたの1時間あたりの命の価値は、2000円ですと決められているのです。
社長や経営者は基本的には、従業員に多くの賃金を払いたがらないものです。
ましてや、年功序列が完全に崩壊し、モノも売れず停滞を続ける日本経済の中、報酬アップを期待するのは、やめた方がよいでしょう。
その結果、日本のサラリーマンの平均年収が下がり続けている現在、サラリーマンや従業員という生き方に疑問を持つ人達も多くなってきています。
「いや、うちの会社は成果給が導入されてきている」という方もいるでしょう。
確かに程度の差こそあれ、成果給によって毎月の給料に変動はあるでしょう。
しかし、あなたは、毎月一定額以上の給料をもらっていますよね?
それならば、あなたは成果給で働いているのではなく、時間給で働いています。

経済が停滞を続けている限り、長時間働けば働くほど、どんどん損をしていきます。
 
では、どうすれば、そういう生き方から脱出できるのでしょか。
時間との交換が損なのであれば、別のものと交換することを考えなければなりません。
そこで、お金とは、価値と交換できるものだと考えることです。
お金とは何も時間としか交換できないわけではないのです。
社会に何らかの価値を提供することで、その社会からお金という対価を得ることが出来るのです。

 では、その価値とは一体何なのでしょうか。ヒントとして具体例を3つ挙げたいと思います。
それは、「空間」、「刺激」、そして「時間」です。
まず、「空間」ですが、「空間」とは、人が存在・活動・交流するためにはなくてはならないものです。したがって、「価値」があります。
これは土地や不動産のことです。
土地を貸したり、建物のフロアや一室を貸与することで、お金を得ることが出来ます。
地主や不動産オーナーは資本家として時間に関係なくお金を稼ぐことが出来るのです。
しかし、人口が減少している日本において、土地や不動産を持つのは、懸命なこととは言えません。
 次に「刺激」ですが、感情の生き物である人間は、興奮や感動、共感を求めています。もう少し具体的にいうと、それはエンターテイメントと言い換えることもできます。
現代の日本は不況ですが、あきれかえるほど平和なので、みんな刺激を求めています。
したがって、多くの人に感動や興奮、共感などの「刺激」を与えることが出来ればお金を得ることが出来ます。
映画館のスクリーンでビルが大爆発し、それに反応してのけ反る観客は興奮を得ることが出来ます。観客はそんな興奮を得るためにお金を払います。
なので、面白い映画を作成すれば、それは価値としてお金を稼ぐことが出来るのです。

最後に「時間」についてです。
「時間」とは価値のあるものなのです。
だからこそ、サラリーマンや公務員は「時間」とお金を交換できるのです。
では、お客さんにどのようにして「時間」を提供するのでしょうか。
誰でも新しいことを始め、成功するときには必ず試行錯誤が必要です。
そこで、あなたの経験や失敗談、悩んだことをその人に教えるのです。
そうすれば、その人は、あなたの情報を参考に間違えた方法をやらずに済み、その成功確率を高めることが出来、結果、時間のショートカットがされるので、価値が提供されたことになります。
なので、自己啓発系の本やハイツー本が売れるのです。
「時間」を売るとは、あなたの「体験」を売ることなのです。

参考文献
サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法 立花岳志=著  大和書房