学歴は本当に必要なのか。

 こんにちは。本宮貴大です。

 この度は記事を閲覧していただき、本当にありがとうございます。

 今回のテーマは「学歴は本当に必要なのか。」というお話です。
今回は、「資本家と労働者、どちらの生き方が得?」のシリーズで、学歴は本当に必要なのかというお話です。

将来、労働者として生きるのであれば、学歴は必要。高学歴の人は優れた人格と能力が備わっていると見なされ、出世のチャンスはたくさん訪れます。しかし、資本家として生きるのであれば、学歴は何の役にも立たなき飾りのようなものです。
結論から言います。
もし、あなたが将来、労働者階級の人間として生きるのであれば、学歴は必要です。
日本は完全な学歴社会です。
したがって、労働者として働くのであれば、学歴が高ければ高いほど年収は跳ね上がります。100%とは言い切れませんが、可能性は格段に跳ね上がります。
日本の会社には学閥というものが存在しており、その学校の出身者は他の学校卒よりも優遇されます。例えば、日本の官僚は東大卒が多く、官僚になりたい場合、東大卒であることは有利に働きます。
心理学には、「学歴ステレオタイプ」という言葉があります。それは以下のような先入観のことを言います。
「有名大学卒の人は人格者である」
「有名大学卒の人は仕事が出来る」
学歴によって、その人の性格や能力が決めつけられるのです。
したがって、企業の採用試験では高学歴であればあるほど有利であり、大手企業に就職出来る可能性も跳ね上がります。
近年の採用面接では、そういった偏見防止のために学歴を伏せて行う方式が増えてきているようですが、学歴に騙されたくないという危機感が、その背景にあるのでしょう。
しかし、あくまでも確率論的に考えれば、青少年期に相応の努力をして受験に成功し、卒業というゴールまでたどりつけた人間は、やはり多くの場合、気質的に努力家である確率は低くないはずです。
このように、有名大学卒の場合、非常に印象が良いので、多くのチャンスが与えられます。そうなると必然的に出世する確率もあがるため、年収も上がりやすいのです。
一方、将来、資本家階級の人間として生きるならば、学歴は何の役にも立たない飾りのようなもの。もちろん、ないよりかはマシですが、なくても別に構いません。
資本家階級は、完全成果主義の世界なのです。
 労働者階級は時間で働き、その労働時間に応じて給料をもらうのに対し、資本家階級は時間では働きません。
資本家は成果で働きます。
いかにたくさん売れたか、いかに高く売れたか、が全てです。
例えば、100時間働いて商品を作っても、その商品を1万円でしか買ってもらえなければ、時給は100円になります。
しかし、1時間の講演で100万円以上を稼ぐ著名な作家さんなら、時給は100万円になります。
資本家には固定された時間給は存在せず、成果と収益で評価されるのです。
したがって、「自分の時間給をいかに上げるか」が成功のキーポントになります。
売ったか売らなかったか。結果を出したか出さなかったか。資本家階級は、100%実力の世界になるのです。
「労働者階級でも営業成績トップなら年収もアップするため、実力重視なのではないか」と思われるかも知れません。
しかし、100%その人の実力ではありません。会という社組織に属している以上、営業の人は会社の看板で仕事を取っています。大手企業であれば、会社のブランドも立っているため、仕事は取りやすくなるのです。
参考文献
サラリーマンだけが知らない 好きなことだけして食っていくための29の方法 立花岳志 大和書房
フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学 植木理恵=著 日本実業出版社